ご新築後アプローチや庭は手付かずで殺風景だったT邸。ウッドデッキを付けたいとのご希望でしたが、高台の場所なので視線が気になるとの事でした。そこでデッキのスペースは抑え気味にして、ナチュラルカラーのサークルテラスを組み合わせた庭をご提案。気になる視線は植栽類などでカバーしつつ、高台の日当たりのいい利点を生かして、芝生や豊富な植栽類、樹脂舗装のアプローチやテラス・ウッドデッキで、眩しいくらいに明るい雰囲気のガーデンを演出しました。施工後は早速蝶々が遊びに来てくれたとの事で、お施主様には大変喜んでいただきました。
1.アプローチはベージュ系の樹脂舗装と縁取りにえんじ色のタイルを施して明るい雰囲気に。階段を上りきるとそこから玄関までは S字のカーブにして奥行感を。カーブ両脇には所々にアベリアを入て花と緑のアクセントにしています。
2.向かって右手のメインの庭には、ウッドデッキとサークルテラスを設置。高台の立地を生かして、開放的でオープンな雰囲気になるように素材もカラーもナチュラルテイストで統一。アプローチからテラスと同素材のステップを通って行けば、緑が眩しい芝生と円形の自然石風テラスへ。テラスからベンチを兼ねたリードデッキを上ればスクエアのウッドデッキへ。メンテナンスを考えて素材は人工木材のをセレクト。デッキ脇には緑の木陰として常緑のシマトネリコを植え、更にアプローチ側にも室外機を隠すようにコニファーとアベリアを植えています。
3.道路側にはシンボルツリーのヤマボウシの他、目隠しを兼ねたコニファーを列植。芝との境には芝止めを緩やかなR状になるように設置。向かって左手のスペースは全面芝生敷きに。植栽類はメリハリを考えて右メインのお庭側に豊富に入れ左側は控えめにしています。
土のみの寂しい風情の施工前。この状態しか見ていない建物業者さんが、施工後を見てビックリされていたそうです。
ガーデンデザイン施工後。S字を描くアプローチ、サークルテラス、ウッドデッキのスクエアと異なるフォルムを色調や配置の妙で1つにまとめ、ガーデンとして統一感を出しています。どのマテリアルもローメンテナンスで済むので、お手入れをする時間が無い方でも気軽にお庭を楽しめます。
アプローチからメインの庭へ。ナチュラルカラーの樹脂舗装とタイルの縁取りが良く合うアプローチ。S字のフォルムも秀逸ですが、手前には低木のアベリアを、 奥にはコニファーやシマトネリコを入れて空間の奥行を演出。
メインのお庭側から見た全景。デザインの美しさだけではなく、掃き出し窓からテラス、ステップ、アプローチ、左側の庭への自然な導線、ベンチを兼ねたリードデッキのステップなど機能性も充実しています。
正面から見た人工木材のウッドデッキ。サイドに植えたシマトネリコが繊細な 影を作り出し、涼を感じさせます。
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