既存のお庭は生垣に囲われた芝生敷きだったN邸。お庭はあるものの特に外に出て使うという事はありませんでした。そこで使い易くてお手入れが楽なガーデンをコンセプトに、植栽も含めて思い切ってトータルリフォーム。毛虫などの手入れが大変な生垣をフェンスに、芝は少し残してウッドデッキやサークルテラスにしました。ポイントはスペースを有効に使う為に工夫したマテリアルのフォルム。デザイン性を重視しつつ、機能的な作りになっています。早速バーベーキューを楽しむなど、施工後はフル活用しているとの事です。見ても良し。使っても良しの明るくナチュラルな雰囲気のお庭に仕上げています。
1.掃き出し窓に沿うように人工木材のウッドデッキ設置。リビング側は庭に三角形 にせり出すような形にして広めのスペースを確保。人通りが多い方にはプライバシーパネルの転落防止フェンスと常緑のシマトネリコで軽く目隠し。庭側には出入りを考えてベンチ代わりにもなる広めのリードデッキの階段を付けています。
2.階段の足元にはウッドデッキに沿うように半円形の自然石風テラスを敷き詰め、ステップの脇の部分のみ少し空けて植栽とライトを入れてアクセントに。カラーはナチュラルなベージュ系をチョイス、汚れにくく、お手入れも楽々。テーブルセットを置いたり、バーベキューをしたり、ご家族でアクティブに楽しむ為のスペースに。
3.道路側の入口、立水栓側へはそれぞれ同素材のステップを置いてアプローチに。また、アプローチ脇にはエゴノキを植えて、足元にはライトを。
4.レンガ調立水栓の周囲にはアナベルを中心とした低木や下草を植え込んで華やかさを。既存の生垣はフェンスに変更、芝もメンテナンスが可能な範囲だけ残しています。
芝生と生垣のみの施工前。ほとんど使われなかったにも関わらず、生垣のお手入れが大変でした。
施工前より広く感じるようになったお庭。アプローチからテラス、ウッドデッキへと滑らかな導線 を描いています。程良い植栽と芝のバランス、ナチュラルカラー中心のコーディネートで、明るく自然な雰囲気を演出しています。
掃き出し窓に沿って設置したウッドデッキとリードデッキの階段。両サイドには清涼感溢れる植栽に覆われ た立水栓と照明を設置して使い易く、且つ可憐に演出。
デッキの沿ってサークルを描くように設置したベージュの自然石風テラス。何をするにも便利で綺麗、芝とのコントラストも色鮮やかです。
リードデッキの階段脇はテラスの一部分だけ空けて、ジューンベリーやアベリアなどの低木を植えた植栽 スペースに。さりげなくライトも設置して夜の庭を淡く照らし出します。
ライトの反対側にはレンガ調の立水栓スクエアを。使い勝手を考えてホース用の蛇口も付属。こちらもアナベルを始め、繊細な雰囲気の緑で囲んでいます。
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