ご新築後、お手入れが出来ないという理由で防草シートが掛けられたままだったH邸。折角の広くて陽当りの良いお庭も全く活用しないまま。このままでは・・・と、「お手入れ不要な庭に」とのご依頼でした。ポイントは素材選び。タイルのテラスやアプローチの舗装材、目隠しフェンスなど、基本的に全てローメンテナンスな素材を使用しつつ、レンガ調の風合いやカラーなどで自然な雰囲気を演出。常緑樹を中心に植栽もたくさん入れる事で、お手入れの手間は省きつつ、お庭らしい柔らかな空間にしています。
1.掃き出し窓に沿うように広くタイルテラスを。出入りし易いように正面と奥側には階段を設置。カラーは上品なベージュをセレクト。
2.正面側にはナチュラルな風合いの化粧ブロック「ピッチブリック」と砂岩調の平板を笠木にしたR型のオリジナルベンチを設置。ベンチに沿うように同系色のレンガ風コバ立てブロックを設置して花壇との仕切りに。手前には排水用の化粧砂利入れ。花壇部分には90角の木調角柱とシンボルツリーを入れて目隠しに。
3.隣家側との境界には木調の細めの縦格子フェンスを設置。アクセントで左右の高さを変え、圧迫感を感じないように間にホンコンエンシスを入れてやさしく目線をカット。
4.タイルテラスと花壇との間には透水性のレンガ調舗装材を敷きつめてアプローチに。
5.どの素材もローメンテナンスで統一しつつ、カラーや質感は自然な雰囲気に。植栽もふんだんに入れつつも、お手入れが楽な常緑樹中心に。
雑草対策の防草シートが敷かれたのみの施工前。樹木と土とシートのみの殺風景な雰囲気でした。
日々のお手入れはほとんど必要ないものの、ナチュラルで緑に囲まれた優しい雰囲気の庭に大変身した施工後。
ベンチのRに沿って微妙にカーブした花壇スペース。常緑樹を中心にシンボルツリーや低木で緑をプラス。ローメンテナンスな植栽をセレクトして植えています。
ナチュラルなレンガ風の化粧ブロック「ピッチブリック」と砂岩調の平板を笠木にしたR型のオリジナルベンチ。
隣家側からのアプローチ。タイルテラス以外のスペースは透水性の舗装材で覆っているので、普段のメンテナンスはほぼフリーに。
アプローチに使用した色ムラのある「リヴァルペイブ」。レンガっぽい雰囲気かつ、透水性なので雨の日も安心。
アプローチと花壇の部分を区切るベージュのレンガ調コバ立てブロック。手前には同系色の化粧砂利を入れて、さりげなく排水スペースを確保。
90角の木調柱を立てた正面の目隠し。両脇は樹木でさりげなく視線をカット。足元はハクチョウゲなどの低木類で緑を添えて。
隣家側に設置した木調の縦格子フェンス。正面の角柱と縦のフォルムを揃えつつ、異なるフォルムにして変化を。
単調にならないように高さを変えた木調縦格子フェンス。間には常緑のヤマボウシを入れて、圧迫感を感じないように工夫。
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